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今すぐ使えるマーケティング「12の行動心理学」①

2020年8月20日5:39 PM [マーケティング]

今すぐ使えるマーケティング「12の行動心理学」

 

私たちが目にする広告の多くは、人々を購買の方向へと向かわせるような、様々な心理学の法則が用いられています。

さらに、私たちが普段何気なく行なっている消費行動が、実は行動心理学によって計算されたものだった?ということも少なくありません。

 

人の行動心理を理解することは、効果的なマーケティングを行なっていく上で基本的なポイントです。

この記事では、知っておくと役立つ「マーケティングに有効な行動心理学」をご紹介します。

 

マーケティングにおける行動心理学とは?

マーケティングや広告が、人の心を動かし購買や集客に繋げることを目的としている以上、心理学的な要素は必然的に重要になります。

よく見かける「〇〇な人は絶対に見ないでください!」という広告は、禁止されたり、隠されたりするものほど気になってしまうという心理を計算して作られており、このような人の行動心理は「カリギュラ効果」と呼ばれています。

 

また、期間限定や数量限定の商品をつい買いたくなってしまうのも、「スノッブ効果」や「希少性の法則」といわれる人間の行動心理です。

 

このように心理学に基づいたマーケティングは私たちの周りに溢れており、意識して探してみると非常に多くの場所で用いられている事がわかります。

 

心理学を上手に取り入れた広告制作やマーケティングを行うことで、より多くの人々の関心をひいたり、ターゲットとなる顧客層に効果的にアピールすることができます。

 

今すぐ使える「12の行動心理学」をご紹介します!

カクテルパーティー効果

広告文やキャッチコピーにおいて非常によく使われているのがこのカクテルパーティー効果です。

 

カクテルパーティー効果とは「パーティー会場のような様々な雑音や話し声が飛び交う中でも、自分の名前はしっかりと聞き取れる現象」に由来しており、「多くの情報の中において自分に関連するものだけを無意識に選び取る」という脳の機能です。

 

「運動が苦手なあなたにオススメのダイエット法!」「40代で正社員を目指す人が知っておきたいこと」といった一文はカクテルパーティー効果の働きを意識して作られています。

 

特定の条件を広告文に取り入れることで、その条件を満たす人の目を効果的に引きつけることができます。

 

ザイオンス効果

ザイオンス効果とは「何度も接触するうちに、その対象に対して徐々に好感を持つようになる」という心理効果です。

 

初めて知り合った人に最初は何の印象も持たなかったが、何度も顔をあわているうちに少しずつ親近感を感じ始めたということは、多くの方が経験された事があると思います。

 

これは日常におけるザイオンス効果のわかりやすい一例ですが、ザイオンス効果はビジネスにおいても多くの点で見る事ができます。

 

一度自社サイトを訪問したユーザーに対して、ほかのサイトを訪れた際にも追跡するように自社の広告を表示させる「リターゲティング広告」はザイオンス効果を狙った代表的な手法です。

 

繰り返し表示される事で目にする機会が多くなり「詳しく見てみよう」という気持ちが起きやすくなります。

 

バンドワゴン効果

バンドワゴン効果とは「多くの人から支持されているものや、流行っているものを選びたくなる心理」です。

 

ふと目にした行列ができているお店が気になったり、みんなが持っている流行の商品を買ってみたくなったりするのは、まさにバンドワゴン効果が働いている時です。

 

よく見かける「売上No1!」といったコピーや、映画の「全米が泣いた!」という言葉は、このバンドワゴン効果を狙って作られています。

 

また、SNSでいいねやリツイート数の多いお店があるとつい興味がわいたり、どんなお店なのか気になってしまうことがあると思います。

 

バンドワゴン効果は、SNSによるマーケティングにおいては基本となる心理効果であるといえます。

 

スノッブ効果

そんなバンドワゴン効果の反対と言えるのが、冒頭でもご紹介した「スノッブ効果」です。

 

こちらはむしろ「特別なものに惹かれる」「人と同じものは嫌」といった、期間限定や地域限定の商品、先着○名様限定の商品など希少性のあるものが欲しくなる心理効果です。

 

このような特性のため、スノッブ効果を活かして扱う商品・サービスは希少価値が高く、高価なものが多くなります。

 

スノッブ効果とバンドワゴン効果は真逆の心理のようですが、実はこの2つを上手く組み合わせて活用されているケースもあります。

 

例えば「大人気の〇〇、残りわずか!」という売り文句は、「人気の商品が欲しい!」というバンドワゴン効果と「無くなってしまう前に手に入れたい!」というスノッブ効果による心理の両方を上手く組み合わせている一例です。

 

ヴェブレン効果

スノッブ効果に近い行動心理がヴェブレン効果です。ヴェブレン効果は「顕示効果」とも呼ばれていて、高級ブランドなど「持っているということ自体に価値がある」ものを欲しくなる心理です。

 

顕示効果の名の通り、まさしく「自慢したい、見せびらかしたい」という感情に由来する心理効果であるため、商品そのものの実用性やコスパといった部分はあまり重要視されない場合も多いです。

 

「ブランド」というものを考えるにあたり、このヴェブレン効果を理解することは非常に大切なポイントです。単に商品としての機能だけではなく、そこに付加価値としての特別さやストーリーがあれば、高い価格設定でも購入されるということがヴェブレン効果によって裏付けられています。

 

 

 

さて、残念ながら今回はここまで!

残りは、次回の記事をお楽しみにお待ちください!

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